思ヒ出日記 ~メイド喫茶で働く編~

なんか今日は日記を書く体力があるので書きます。

以前、谷脇えみるさんというアイドルというかモデルさんと知り合った話がありますが(過去の日記参照)

2004年か’05年頃、ある日谷脇さんから「秋葉原でイベントやるから音楽関係の担当を全部頼む」的な、仕事丸投げ的な(笑)ことを頼まれて、私は「???何やるの?」みたいな感じでした。

とにかく秋葉原のとある場所に来てくれ、とのことなので行きました。

当時は「萌えブーム」「メイドブーム」と呼ばれる時期の直前でした。逆に言うと「萌え、メイド」なるものは超下火の人気で。全く世の中には知られてませんでした。

もちろん私もいかなるイベントか(っていうかどういう仕事なのか)もわからず秋葉原の「メイド喫茶」なる所に呼ばれました。

行った店は「@ほぉ~むcafe」というお店でした。
現在、@ほぉ~むcafeは秋葉原最大のメイドカフェと呼ばれているそうですが、私が行った頃は、商業ビルの、とあるフロアーの隅っこの方で、ひっそりと営業されていて、たしか椅子も無く、お客さんは立ってお茶を飲んでいました。

そのちっちゃいお店の横のイベントペースに手作りのステージを建て、谷脇さんに「晶さんは音楽、音響関係、全部お願いします」的なことを言われました。

あ、当時の谷脇さんの動画を発見したので、興味のある方はどうぞ


私も「イベントの音響」はあまりやったことはないので、わかる範囲でマイクやらミキサーやら、スピーカーなどを接続して、イベント中のBGMなんかは家でなんとなく「こんなかんじかな?」という感じで作ってきました。

で、そのイベントの様子がまだネット上にレポート記事として載っていたので、興味のある方は見て下さい

↑ちなみに記事の写真の中に、仕事中の私も写ってましたので、おヒマな方は探して見てね(笑


このイベントの仕事は、確か2004年の年末から4、5回やりましたが、、。
結論からいうと「大盛況」でした。お客さんの数は激増し、新聞、雑誌、テレビカメラなんかも来てました。
私が覚えているのは、イベント終盤になると、お客さんの歓声で、マイクを持ったメイドさんの声がかき消されてしまうので、ミキサーのボリュームを最大まで上げなければなかった感じです。

そして年が明け、翌年に流行語大賞に「萌え」がノミネートされました(ちなみに大賞は「小泉劇場」だった気がします。その時、秋葉原の状況は一変し、街はメイド喫茶だらけになり、そのままブームが全国に広まって行った感じでした。



ちなみに、そのイベントで、谷脇さんに「イベントで歌うメイドのオリジナル曲が欲しい」といわれ1曲書きました。その時の曲はコレ


丁度、この曲を谷脇さん達が歌っている時に、深夜テレビ番組の「草野キッド」という番組が取材に来てて、谷脇さん達が草野仁さんと浅草キッドさんの前で歌うという場面が放送されて、これが私が自分で作った曲がテレビで放送される最初で最後(?)の機会だったと思います。


その後、後日談ですが一気に巨大化した「@ほぉ~むcafe」とその他のメイド産業でしたが、店のオーナーであった河原美花さん(ページ内写真左)に「メイドを集めてアイドルユニットを作るから音楽の一部を担当してくれないか?」と言われましたが、どうにも商業音楽のにおいがプンプンするし、鬱もひどくて仕事できないだろうと思って、やんわり無視してたら、河原さんは見事にメイドアイドルユニット「完全メイド宣言」なるものを作って、大成功していたのでした。
これがそのコ達



あ、真ん中の人は違うよ(笑


で、お店が大規模になるにつれ、ブームが勢いづくにつれ、私は秋葉原から遠ざかって行った(というか谷脇さんが、完全メイド宣言を辞めたからかな?)のですが、今思えば、メイドさん達と協力して、一つずつイベントを成功させたり、打ち上げや忘年会をやったり、結構楽しい年だったのかな?と今では思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
せんでん!
晶と元完全メイド宣言「えみ」こと谷脇えみるのコラボ曲

「ご主人様へ」
作詞:谷脇えみる
作曲:晶
試聴用














購入はコチラiTunesStoreAMAZONダウンロード