私のアタマの中の仕組み

え~、私はここ10数年のうちに何種類かの精神病を患ってきましたが、ここ最近は「パニック障害」という病気が私のアタマの中で目立って暴れるようになりました。

ここで、わかりやすく「パニック障害」について解説したいです。

まず、パニック障害のメインの症状である「パニック発作」についてですが、、。
皆さんの中で経験がある方は少ないと思いますが、もし朝起きて自分の寝ているところの周りが、火事で、炎に包まれていたとします。煙も部屋中に充満し、逃げるところがありません。多くの皆さんが「どうしていいかわからなくなる、あるいは自殺行為的に炎の中に飛び込む」などのパニック状態になると思います。人によっては「死ぬかもしれない」と恐怖におののくかとおもいます。
このように、人間の脳は、生命の危険にさらされると、「死ぬかもしれない」という恐怖を感じ、次の行動に備えます。これは切迫した状況に対する、正常な人間の反応です。
で、パニック発作というのは、「脳の機能障害によって(脳が勘違いして)全く身に迫る危険がなく、何も周りで起きてないのに、脳だけが”死ぬかもしれない””どうしたらいいかわからない”という状態になること」です。この「死ぬかもしれない」という「恐怖」が、人にもよりますが、1時間ほど続きます。
周りの人に「怖い」と訴えても、周りは「???」ってな感じになります。場合によっては「気のせいだろうから、気にしなければいい」という人もいますが、当の本人から見れば「勝手に死の恐怖がアタマの中に湧き上がってくる」ので、自分ではどうしようもありません。
余談ですが、個人的には「死ぬかもしれない」という「生命の危険を感じる」恐怖は、人間(生物)が味わう恐怖の中で最悪の感情だと思います。

そしてこの恐怖心(パニック発作)を何度か味わうと、たとえ普通に暮らしているときでも「またパニックになるのではないか」「いつパニックになるのだろう」と、日常的にパニック発作を恐れるようになり(予期不安)通常の生活も常にパニックに怯えながら生活するようになります。

そして、今度は、例えば会社で働いてる人なら、「電車の中でパニックになったらどうしよう」「大事な会議中に起こったら、、」「大事な接待中になったら、、」などと「電車の中」や「会議室」などパニックが起きては困るような場所,状況を避けるようになります(広場恐怖)


このように「パニック発作」に始まり、「予期不安」「広場恐怖」などの状態になることを、ひっくるめて「パニック障害」と呼びます。

私は、今まさにこの状態にあります。ので、飲み会などのお誘いも、断らざるを得ない状況です。先週は(前々回の日記のあたり)毎晩「私はもう死ぬのではないか」という発作に苦しんでいました。


ってな具合で、ちょっとでも私の病気について理解をいただくために、また、アナタの周りのパニック障害患者さんを理解するために。この日記を書いたのでした~。