備忘録2

あの人のアパートの部屋の前で、警察官を待った。

 

やがて来た、警察官はドアの郵便受け口を開けて

「死臭はしませんね」と言った。

 

 

「これから私が管理人さんを呼んで、お部屋の中を捜索しますので、あなたは階段下で待っててください。」と言われた。

 

ずいぶん長い10分ぐらいだった気がする。

 

 

ホントに、本音で言えば「やっとあの人は30年近くの地獄から解放されたのかな」と空を仰いでいた。

 

 

 

 

生きていた。

というか、とっくに入院していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14歳っていい曲だな。