うつ病への理解のために

先日はたくさんのコメントありがとうございます。
で、ここで少しでもうつ病(その他精神疾患も含め)への偏見をなくすために、10年この病気と闘ってる私なりのうつ病に関する解説をしたいと思いまする。
ココでは私がこの10年間で聞いた、うつ病精神疾患)に関する偏見的な意見をもとに、うつ病を解説しまっす。
でわ、

1、「毎日生活してれば、誰だって落ち込む時はあるのではないか」
   →普段元気に働いてる人がたまに落ち込む(憂鬱な気分になる・一時的に仕事が手に付かなくなる、ナド)という状態と、うつ病になったときの精神状態とは全く違います。簡単に言うと、元気な人がたまに落ち込むのとうつ病におけるうつ状態では、落ち込み方の度合いがハンパなく違います。ex,うつ病では「何週間、何ヶ月間も昼夜関係なく泣き続ける・自殺衝動がおきる、ナド。

2、「気の持ちようでどうにかなるのではないか』
   →うつ病は「病気」です。肺がんが気の持ちようでは治らないのと同じです。

3、「うつ病は精神的に弱いからなるのでは」
   →2の例で言えば肺がんは体の強い、弱いに関わらず、その人の体質、ふとしたキッカケ(タバコとか)で起こります。うつ病もその人の性格(真面目であるとか)、キッカケ(親が死んだ、きつい残業が何日も続いた、ナド)で起こります。

4、もっと頑張れば自然に治るのではないか
  →いうまでもありませんが、肺がんの患者さんが一人で頑張ったところで病気は治らないのといっしょです。医者、家族の理解が必要です。

5、単に周りの人に甘えてるだけなのではないか
  →身近なインフルエンザで例えると、インフルエンザで寝込んでる人が何も出来ずに布団に寝込んでいて周りの人に身の回りの世話をしてもらっていて、それを「あの患者は甘えている」といえるでしょうか?それと同じです。

6、見た目は元気そうだし、うつ病がそもそもどういうものなのかわからない
  →うつ病は体の病気ではないので見た目ではほとんど健康な人と区別がつきません
   身近な人などがうつ病、またはうつ病の兆候があり、自分はどうしていいかわからない方は、まず、出来るだけ早く最寄りの心療内科に相談して下さい。もう一つは「私にはわからない」ではなく「わかろうとする」のが大事です。今では、書籍・インターネットなど、どこにでもうつ病を知る手がかりがあります。


大きく言うと、うつ病とは単なる「日常で起こる辛い気持ち」ではなく「病気」です。現在、良く聞かれるうつ病に対する偏見はココを理解してないと起こります。

ところで、今日の日記は真面目すぎるネ(^^;
以上、最後が尻切れとんぼですが、今日はここまででござる。